「寝屋川の鍼灸院」妊活の考え方に東洋医学を(第二回)

query_builder 2022/10/31
妊活
不妊1

こんにちは。寝屋川のかわい鍼灸院のユウタロウです(°▽°)

本日も数あるサイトの中から当ブログに足を運んでいただきありがとうございます✨


さて、先週ぐらいから不妊治療の知識を新たに私が得るために、私自身が本で学んだ事を、このブログで少しずつ情報共有として始めたの企画が、こちらの本を参考に定期的にブログを書いていきます。

ちなみに第一回目はこちらのブログになります。

https://www.kawaiyutan.net/blog/20221023-3184/

不妊の本

今回は第二回目ですので、まずは不妊治療において、東洋医学?って何?東洋医学がなぜ良いのか?っていう、東洋医学でいう基本的なお話から始めてみようと思います。

まず、東洋医学の考え方って昔の書物ではこのように書かれています。

鍼6

「上古の人びとは、日常生活を正しく行い、道(タオ)【天地•陰陽などの万物を生み出す存在】を知っていて、陰陽の法則ん従って自然と一体となり、自然なものを節度を以て食べ、いたずらに自然の流れに逆らって体を労することなく、肉体と精神のバランスがよく調和していたので、天寿をまっとうして百歳を超えて世を去った」と書かれています。

これを簡単に要約すると、昔は規則正しく生活することで、百歳の寿命があると人だと、自然の流れ、つまり、太陽が登れば活動して、沈めば休むと言った規則正しい生活を送っていた人は、その寿命をしっかりとまっとうして生きれた訳です。



しかし、現代は、自然の流れに反して生活する事で、本来なら100歳生きれる人も、50歳で命が尽きることもあると書かれています。

東洋医学というのは、まずこのように昔の書物をもとに、生活の基本が色々と書かれています。

もちろん、全部を真似するような、仙人のような生活はできませんが、よく足元を冷やすな、お腹を冷やすな、首元を冷やすなと、妊娠した際に、言われる言葉があると思います。

これは昔の書物で、お腹などを冷やすと、これから生まれてくる赤ちゃんに悪影響がでますよって、昔の書物では書かれている訳ですね。

お灸2

次に東洋医学と西洋医学の主な違いについて触れていきます。

西洋医学。

その患者さんの症状もしくは訴えなどから、検査等をして、病名を診断し、検査値の異常を正常な方向へと持っていくことが主な考え方であり、そのために薬や手術などを主な治療の手段に用います。


次に東洋医学

病気は体のある部位の異常ではなく、五臓六腑の全ての機能に繋がった生命の異常として考えて施術をします。

人の体というのは、見えない部分で常に細菌やウイルスと戦っています。

それの一つが免疫力ですね。

つまり、人の体には生まれ持ってから、細菌やウイルスと戦う力、「自然治癒力」が備わっています。

東洋医学ではその自然治癒力を高めることで、治療していくと考えます。

へそ灸

ですから、東洋医学では全身の「陰陽」、「五臓六腑」の協調性を壊さないように丹念に工夫がなされており、人体の抵抗力(免疫力)を発揮させることを治療の要としているため、副作用も少ないとこの本では書かれています。

置鍼2

東洋医学というのは、冒頭にも述べましたように、昔の人達が自然の現象をよく観察し、自分自身の実体験をもとにして導き出したものという訳です。

例えば風邪。

風邪のウイルスというのは、目には見えません。

ですが昔の人は、目には見えなけど、体の中には「何かしらの悪影響が出ている事実」はあるので、風邪をまず「邪」と表現しました。

そして体の抵抗(免疫力)により、引き起こされた症状の違いにより、「邪」の種類を大まかに区分して、「寒邪」、「熱邪」、「風邪」、「湿邪」、「燥邪」、「暑邪」、「熱邪」などと名付けた訳ですね。

このように陰陽にしても邪にしても、決して根拠のない怪しいものではないとこの本では書かれています。

置鍼1

今回は最後に陰陽論について、簡単に書いて第二回を終わりたいと思います。

陰陽と言えば、誰しもがみたことがあるのがこちらの太極図ではないでしょうか?

陰陽

昼があれば、夜があり、夏があれば冬があるというように、上があれば下があるように、世の中の現象などは表と裏に分類することができます。

自然というのは、常に二つの側面から構成されており、昔の人々は、このように自然現象をよく観察した上で、全ての自然が二つの側面の組み合わせからなり、その現象を「陰」と「陽」と呼び、独自の宇宙観を作り出した訳ですね。

そして陰陽というのは、常に変化します。

例えば、ずっと太陽が昇っている訳ではないですよね。

陰陽というのは、常にお互いにバランスを保ちながら、自然でも人でも存在する訳です。

そしてこのバランスの変化を体に置き換えたのが、東洋医学の基本的な考え方になります。

IMG_0544

体の「陰」と「陽」のバランスの状態は常に変化します。

バランスが崩れても薬などに頼らずに自ら回復する力があれば、健康と言えますが、そのバランスが崩れて回復できなければ「未病」(病を発病する前の体調不良)の状態になり、さらに進めば「病気」になります。

IMG_0707

病気が「陰性」よりなのか?それとも「陽性」よりなのか?

まずそれを把握するだけでも、その反対の性質をもつ、食べ物や薬を服用して、そのバランスを取り戻すことが東洋医学の基本的な考え方になります。

全てをいきなり、理解することは難しいと思います。

大切なことは、このように体には「陰」と「陽」の両側面があり、それは日頃から常に変化しているって事です。

そして陰陽の体のバランスを、正しい生活習慣で回復できるように努力する事で、妊娠しやすい体つくりに繋がるとこの本では書かれています。


赤ちゃん

最後に注意点として、何でもそうですが、妊活でも不妊治療でも、これが良いからと色々と実行する努力型の人達がいます。

何でもそうですが、例えばこれからこの本を読み進めていくと、このタイプの人には、この食べ物がオススメですって内容もでてくると思います。

しかし、何でもそうですが、過度にそれが良いからとし過ぎると、それが返って毒になる事もあるって事は注意してください。

例えば、体が冷えているからと体を温めるために、ピリ辛のばかり取りすぎると、今度はそれによって熱をもち、それがこもると、目の充血や喉が渇くなどの症状を引き起こす事もある訳です。

何でも偏りすぎず、行き過ぎない事が東洋医学の根本的な大切な考え方です。

箱灸1

最初は概要欄的な形でお話をしていきますので、少し面白くないかも知れません。

ただ、基本的な内容をある程度、ご理解していただいた方が、今後の妊活や不妊治療に関する東洋医学の考え方もスッと入ってきやすいと思いますので、できればお付き合いくださいまし。

次回は気や血、津液から、五行説と呼ばれるお話を踏まえながら、不妊治療や妊活のお話を書いていきたいと思います。


もし、このブログが面白かったよ!参考になったよ!って方は、ぜひ、ブックマークなどをしてまた、ブログを読みにきて頂けると嬉しいです✨


では本日もここまで読んでいただきありがとうございます⭐️

また次回のブログでお会いしましょう(°▽°)



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かわい鍼灸院

住所:大阪府寝屋川市池田南町16-9 アズステーション池田103号室

電話番号:072-812-3723

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