「大阪の鍼灸」東洋医学のホントのチカラから‥ | 大阪で鍼灸院を営み鍼やお灸のプロとしての目線で様々な健康情報を発信

こんにちは。寝屋川のかわい鍼灸院のユウタロウです(°▽°)

本日も数あるサイトの中から当ブログに足を運んでいただきありがとうございます✨

さて、少し前に「NHK」にて、「東洋医学ホントのチカラ」っていうのが放送されてましたね。

普段、東洋医学を学んでいる私も楽しく視聴させていただきました。

そして、今回、この放送の中でも少し東洋医学の専門用語も交えて、これはわかりにくいじゃないかな？ってふと、感じ、せっかくなので、私自身の視点から考えられる範囲で、考察と施術の方針を考えてみました。

今回、テーマにするのは、番組の冒頭でもあった、元AKB４８の高橋みなみさんの症状です。

主な症状は天気の変化と寒暖差による不調とのことで、今回は漢方の診断として、「水毒」と言われてましたね。

じゃあ、水毒って人によっては何やねんって人もいますので、私なりに色々と噛み砕いて、ご説明してみようと思います。

まず、高橋みなみさんのお話などから、情報を纏めると、お腹の下腹部あたりに痛みがあるとお話しされてました。

そして、番組の途中で、「気虚」や「気滞」などのお話では、「気虚」とおっしゃってました。

また、舌は個人的には水ぽい感じがしました。

以上の内容から考察してみようと思います。

まず、寒暖差や天気の影響で体調を崩しやすいってことですが、これってなぜ起こるのか？

番組でも説明してましたが、東洋医学的に言えば、体のバリアが弱っているのが主な原因だと言えます。

東洋医学では、人の体というのは、寒さや暑さが、体の中に侵入すれば、それを感知して調整する働きがあるわけです。

しかし、体の元気が弱っていると、そもそも、その働きが上手に機能しないため、「からだのバランス」が崩れると言えます。

気虚って表現すると小難しく聞こえますが、人には本来、色んな「気」があります。

例えば、元気、正気、空気と、「気」というのは、目には見えないけど、そこにあって当たり前のものってイメージしてみてください。

そして、体には、何かあればそれを回復させる「自然治癒力」が本来あるわけですが、ストレスや疲労などがある方は、この回復力が落ちていると考えられます。

その証拠に、下腹部付近の圧痛がありましたので、まず、疲労はあると言えます。

疲労によって体を守るバリアが弱まり、その結果、体のバランスが崩れて、不調が出たと考えられます。

また、天気の変化って事は、湿気も絡んでいる訳です。

湿気というのは、東洋医学で言えば、粘りがあると考えられます。

つまり、水の流れを悪くする要因になると言えます。

話を全部まとめますと、ストレスや疲労で、体の元気が弱り、体を守るバリアが弱まる。

そこにさらに湿気が絡んで、さらに体の巡りも悪くなる。

それらが重なり、体全体のバランスが崩れて、それがコリとして現れて、色んな不調へと繋がると考えられると言えます。

ですから、当院なら次のように施術の方針を組み立てていきます。

①体の回復力を高める

②体全体の巡りを良くしてあげる

③巡りが悪くなったことで、起こった色んなコリをとってあげる

以上の内容、天気の変化や寒暖差によって不調の方には、アプローチをしていきます。

東洋医学では色んな見方がありますし、今回は番組内の情報からの考察ですので、多少の間違いもあると思いますが、基本的には「体のバランス」がどう崩れたか？を考えて、それを立て直すように施術することで、体が良い方向に向かい、色んな不調も改善すると言えます。

他の不調に関して気になる方は、当院の他のブログも参考にしていただけたら幸いです。

ではここまで読んで頂きありがとうございます。

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